本:Mental Activation

BATの考案者のグリシャ・スチュワートがアンデシュ・ハルグレン氏にインタビューをしているのみて彼の本に興味を持ちました。

ハルグレン氏は、70年代にすでにポシティブ・トレーニングを唱えスウェーデン式の犬のトレーニングの父と呼んでもよいぐらいの存在です。

彼は、犬をより理解するために心理学も学び、真の意味で犬の心理学者とも呼ばれています。

グリシャが「Stress, Fear and Aggression in Dogs」もおすすめしていたので興味がありましたが、今回は「Mental Activation」にしてみました。

最近は、ココと新しいことをするのにもネタがつきてきたので、メンタルな刺激を与えるアクティビティのヒントがほしくって、主にココ用に買いました。

今のポシティブ・トレーナーの多くが彼の影響を受けていると感じる内容でした。なので、ちょっと古い印象も受けたんですが、今までバラバラにやっていたことを4つのカテゴリーにスウェーデン式に整理整頓してくれたという感じで、参照する本としてはよいとおもいました。

カテゴリーごとの例、それをより難しくするにはというリストが本の半分以上を占めていましたが、ほとんど、やらないだろうなぁというものが多かったです。

どれも例なので、後は、飼い主の想像力しだいのようです。難しすぎて出来ないと決め付けて考えさせていないこともあったので、自分で問題解決する機会を奪っていたかもしれません。

そういえば、ココってこんなことも出来ていたのに。

ボールをパイプから出す遊び。ココが自分でみつけた遊びです。

オオカミとの比較が多かったことがちょっと気になりましたが、オオカミ関係の人、スウェーデンの著者に多いので、スウェーデン的なのかもしれません。

「学ぶ」こととすでに学んだことを行う「パフォーマンス」とは異なるという点にもハッとさせられました。刺激がないって、慣れた職場でありがちですよね。トリックドックのタイトル続けて新しいトリックにも挑戦したいと思います。

あと、「ノーズワーク」も独自のカテゴリーになっていました。鼻を使う遊びも、ノーズゲーム程度で簡単なところでとまっていたので、もう少しレベルアップしていきたいと思います。

今のマンネリな状態にはよい刺激になった本でした。

アンデシュ・ハルグレン氏の本、日本語訳がないのが残念です。英語訳のキンドル版もない・・・

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ダンバー博士:過剰反応ワークショップ

犬オタクメモです。

犬の行動学では草分け的な存在のダンバー博士は、日本では信者がいるぐらい支持を得ている人だとおもいますが、考え方が男性的というか、求める犬のイメージも違うと感じていたので今まで本を読んだこともありませんでした。

それでも、犬にやさしい家庭犬のトレーニングを開拓した人なので、彼の過剰反応のワークショップのクラスの宣伝をみて、思わず買ってしまいました。

Online Courses by Dr. Ian Dunbar
Easy, Effective and Enjoyable Dog Training Techniques

クラスを個別に買うと高いので、月10ドルの購読にして、観たいクラス観た後キャンセルしました。

博士は、家庭犬の社会階層の発達と攻撃性について研究した人なので、過剰反応と犬の攻撃性についてのワークショップでは、学者らしい目線で犬の攻撃性について説明されていて、ほお~とおもうところが沢山ありました。

1.攻撃性のレベルを理解する

ケンカの回数とどの程度のダメージだったかで、攻撃性を数字化。

ワークショップに参加していた飼い主たちは、ケンカの時の細かい説明をしようとしてなかなか質問に直接的に答えるのが難しかったようです。

飼い主の感情を排除して、より客観的に状況を判断しましょうということかなぁと思いいました。

大概のケースは、飼い主が思っているほど危ない犬ではなく、恐怖や自制心がかけていることが原因になっているとのこと。

博士は、飼い主が悲観的になって犬を散歩させなくなったり、ガラージや庭に閉じ込めてしまったりと犬の生活の質が下がることを懸念して、飼い主が自分の犬が危険だと思い過ぎているという部分を和らげようとしているようでした。

逆に、自分の犬が危険だと認めない、適切な管理ができない飼い主が問題のようです。

2.古典的条件付けを活用する

古典的条件付け」と「オペラント条件付け」の説明が上手で、初めて理解できたような気がしました。(これがどう応用されるのかはまだまだ分からないことが多いです。)

飼い主が、犬や人を見るたびに緊張したり、機嫌がわるくなったりするので、ネガティブな関連付けが出来てしまって、リハビリを困難にしている。トレーナーでも自分の犬には感情が入りすぎてリハビリが難しい。上手くいっていないトレーナーは、魚の匂いがするそうです。(笑) 食べ物で何とかしようと、食べ物の価値をどんどんあげると魚にたどりつくのかなぁ。

古典的条件付けには価値の高いご褒美は必要ないそうです。陽性強化で学習させようとするとご褒美の価値がドンドン高くなる傾向にあるけど、古典的条件付けも見直す必要があるのだなぁと思いました。

犬の過剰反応も飼い主の社会性の問題なんだなぁと思いました。

人間の明るい世界観や楽天的な態度も大切なんだと思います。

これは私も思い当たるところがあったので、意識して、ココが反応しちゃいそうな場面で機嫌よくふる舞うよう心がけたいと思います。試しに「イッツ・ア・スモールワールド 」を鼻歌で歌ったら、キョトンとした顔になりました。

別の本で、飼い主が呼吸を止めると警戒しているようにみえるので、呼吸を止めないようにというアドバイスを読んだことがありましたが、多少解釈は異なるけど、リラックスして寛いだ態度を保つというところで共通点があるなぁと思いました。

あと、古典的条件付けがどうして起こるかとか分からない部分もあるそうですが、必ず起こると信じて続けなきゃいけないようです。

褒めるタイミングも、一般に褒めちゃいけないといわれているケースでも、褒めることを奨めていました。強化したい行動と望ましくない行動の両方が強化されたとしても、褒める直前の強化したい行動のほうがより強く強化されるので、強化する機会を逃さないほうがよいという考えからのようです。

最近では、行動学ベースの犬のトレーニングも流行遅れな扱いをうけるようになってきましたが、知識の深い人の話は面白かったです。

ココ、もしかして、私の鼻歌で、嫌なイメージついちゃった?

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DVD: Harnessing the Hunter

Youtubeで人気のドックトレーナー、エミリー・ラーレムのDVDです。

tawzerdogがDVDの販売をやめるのでバーゲンやっていたので買いました。

エミリーのDVDはほかにも持っているし、DVDでコレクションしておきたかったって、なんか私って古い人間かしら。

今では、エミリーは日本でもセミナーやるぐらい大物になったようです。

彼女の過剰反応のDVDではココがお世話になりました。

Harnessing the Hunterは、動物の周りで冷静でいられるためのトレーニングをまとめたものです。

エミリーの犬の中では、サイトハウンド2匹とテリアが狩猟本能が強く、サイトハウンドは4,5歳までウサギ狩りをしていた犬だそうです。

その犬は、動物を見ただけで、体調崩すぐらい興奮していたそうです。

主に、このサイトハウンドに対して行ったトレーニングが順を追って説明されていて、実践的でした。(実行は難しそうですが。)

過剰反応のDVDと同じ画像を使っていて、トレーニング内容もほぼ同じで、動物に対しての過剰反応に特化した説明をつけて再編集したかんじ。

冒頭に、サイトハウンドがトレーニング前どんな状態だったか見せたものがあったんですが、ジェイクも似たようなものでした。(苦笑)

狩りをしていたサイトハウンドがオフリードで森を散歩する日が来るのか!興味津々でした。

一度、野生動物を追う経験をすると10年は影響するって!!!(ちょっと言いすぎ?)ジェイク、すでに100年分ぐらいたまっちゃったかもです。

動物を見て興奮しすぎで重度のストレスにならないようにするというのがトレーニングの主な目的だとおもうのですが、DVDを観ているうちに、野生動物がいないところで住んだほうが楽なんじゃないかと思ってしまいました。森が好きな犬が都会に住むのもかわいそうな気もするので、バランスが難しいところ。

DVDは、情報としては珍しいものだと思うので面白かったです。

日本の猟犬のサイトで、「呼び戻しっていうのは、犬が猟が終了したと察知して駐車場までもどってくること」というのを読んで以来、うちもこのルールでいいんじゃないかと思う今日このごろです。

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