犬用音楽療法CD ドライブ版

車が苦手なココのために、「犬用音楽療法CD ドライブ版(Through a Dog’s Ear: Driving Edition)」を入手しました。

Through a Dog’s Ear: Driving Edition

苦手克服 音編にでてきたJoshua Leedsプロデュースのものです。

犬の音楽療法ってなんか胡散臭い感じがしたんですが、音楽療法にも興味があったので、ジョシュアさんのことも調べてみると、自閉症などの音楽療法の専門家で、彼のスピーチをみて職人肌で信じてみたいと思わせる人だったので購入を決めました。

ジョシュアさん自身も犬用の音楽なんかつくって自分のキャリアに傷がつくと心配だったそうですが、現代の人間社会の音環境が犬に大きな影響を与えていることに気づいて気持ちが変わったそうです。犬たちは「助けて!」と助けを求めている、自分の持っている力で10%、20%の犬を救うことができれば何もしないよりはよいと、犬用の音楽の開発に使命感を持つようになったようです。

音楽も人用のものを横流しにしたのではなく、一からシェルターの犬を使って効果を見ながら犬用に作られたそうです。このあたりでCDが欲しくなりました。

ジョシュアさんの「音楽が犬に与える影響」についてのインタビューが日本語訳になっていました。ちょっと長文ですが面白い内容です。

犬は、車のアラームがなってるから、その音の意味はなんだっていう答えが出せないので、答えの出せない音がどんどん頭にたまって神経システムに過度のストレスを与えているという見解がとても斬新で新鮮に感じました。

都会だと、音が怖いというより、音データがどんどん入ってくるのに処理できないのでストレスになるというのはわかるような気がします。

ジョシュアさんの犬用のCDの中では、Through a Dog’s EarのVol.1が一番評判良いみたいだったんですが、ドライブ版を見つけたので、今回はドライブ版のほうにしてみました。

カスタマーレビューみると犬が怖がったとか書いてあったのでちょっと心配でしたが、家で試しにCDをかけてみました。

テンポが速くって、ちょっと怖いところありました・・・。

そして、長距離のドライブに出るときに試そうとCDをそのままにしていたんですが、机の上を整理しているときにふとCDに付属していた説明書を読んでみると、CDの使い方が詳しくかいてあるじゃないですか!!!

車が苦手な犬は、自宅でCDの最後に入っている練習用の曲で練習しなきゃいけなかったみたいです。ジョシュアさんもこんなに細かい仕事してくれていたのに、ごめんよココ。

スマホに練習曲を入れて、昼寝の時にかけてみました。

ジェイクはベットの上で爆睡(音楽は関係ないと思われる)、ココはベットの脇にいて20分ほどの曲が終わったとたんにベットに飛び乗ってきました。もう、どういう意味?音源に近づきたくなかったのかなぁ?

ドライブ中の効果はまだ試していないのでわかりません。

Vol.1は人も聴きやすい曲だなぁとおもったので、こっちのほうも買ってみようか検討中です。

サンプルも14分近くあるのでおすすめです。

Vol.1のサンプル(犬用): Joshua Leeds and Lisa Spector – Through A Dog’s Ear Vol. 1 (90-Second Sampler)

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本:Love Is All You Need

Love Is All You Need: The Revolutionary Bond-Based Approach to Educating Your Dog

ネットで話した人が奨めてくれたJennifer ArnoldのBond-Based法の本です。彼女曰く、頑固な犬にも効果あった、家族にも奨めているということです。

前書きは女優のジュリア・ロバーツさんです。

食べ物、力を使わない関係ベースのトレーニングは、口うるさいお母さんのしつけのイメージだったり、ラブやゴールデンなどのサービス犬に使われている場合が多かったので、興味をもって調べたことがありませんでした。

アメリカ系ホリスティックっていう分野になると思います。

先日の記事のルーガスに代表されるようなヨーロッパ系とアメリカ系の違いは、文化や行動学のアプローチに違いにあるのではないかなぁと思います。

ヨーロッパは動物行動学(ethology)的なアプローチでちょっとヒッピーぽい、アメリカは行動心理学的なアプローチでビジネス的、アカデミックな世界はよくしらないんですが学問的な対立も多い分野のようですね。(苦笑)

クリッカートレーニングもアメリカの技術なので、アメリカではその影響力が強いのだと思います。ヨーロッパのトレーナーはクリッカートレーニングでも誘導は使わないでシェイピングが主に使われているそうで、結果を急ぐというより、より自主性を重視しているのか、単にトレーニング技術が高いのかもしれません。

著者のJenniferさんも、陽性強化ベースのトレーニング法で力や痛みをつかった犬のトレーニング法から抜け出さたけど、これが犬のトレーニングの完成ではないという気持ちがあったそうです。そして、新しい方法を求める情熱にも共感できました。

Jenniferさんは子供のころに病気が原因で体が不自由になりました。当時、介助犬が普及し始めたときだったので、州外に住むJenniferさんにはサービス犬の譲渡は難しいといわれました。医師でもあったお父さんは、犬好きのJenniferさんの生きる希望にもなると思い、自分たちで介助犬を育てることを提案します。自分の介助犬を訓練するだけではなく、法人登録もするという本格的な計画でした。しかし、法人登録の手続きで外出中の事故でおとうさんは亡くなってしまいます。医師の父を亡くし、経済的な状況も変わり、サービス犬の訓練センターを開くことはできませんでした。

そして、時間はかかりましたが、Jenniferさんはサービス犬の訓練センターを開くというお父さんとの夢を実現させることができました。ここがとてもアメリカンな感じがします。この経験が新しいトレーニング法を導く原動力になったんじゃないかなぁと思います。

世界中で行われている犬のリサーチをもとに、新しいトレーニング法を考えだし、訓練センターで試すということを繰り返し、他のトレーナーにも発表できるまでになりました。そして、Jenniferさんの話を聞いたトレーナーからペットの犬にも使えるとフィードバックをもらい一般にも使えるようなトレーニング法としてまとめられたようです。

軸になるのは、インプリンティングの応用を利用した社会的学習法なんじゃないかなぁと思います。

ヒナが初めにみたものを親だと思うというような強いものではなく、人が頼れる保護者、兄弟、先輩、上司などの間で起こる関係性に似たものが犬との間にも起こるというのがベースになっているのだと思います。

従来の「主従関係」をもとにした考えとは異なりますが、上下関係、犬のボスになる、パックリーダーとかの言葉も使えなくなってきたので、この関係性を使うというところで拒否反応を示す人も多いようです。

私も「犬は人を喜ばせるのが好き」、「飼い主をハッピーにさせるのが好き」というのを利用して犬に使役させるのはちょっと抵抗を感じましたが、ホリスティック系のトレーナーは哲学か宗教かって感じの話が多い中、丁寧に方法論がまとめられている(そこまでいくのに本半分ぐらい読まないといけなかったけど)ので試してみたいアイディアが沢山詰まっていました。

「食べ物をシェア」というのを早速試してみました。ココもジェイクもこれには文句ないようです。笑

これはもともとおっさんがやってることだけど・・・。

あと、他のホリスティックのトレーニングに比べて、人の言葉によるコミュニケーションが多いという特徴もあると思いました。トレーニングという言葉も避けて、「言葉を教える」と呼んでいるそうです。

興奮のレベル(demeanor)、行動(action)、姿勢(position)、名詞に分けて、犬と人のコミュニケーションを高める言葉を教えています。

例えば、状況や人のボディランゲージから休憩だなと判断できるように習慣づけることもできますが、興奮のレベル(demeanor)に使う言葉で「リラックス」と言って、しばらく興奮することも起こらないし、休憩したらという情報だけで、オスワリやフセなどの姿勢を指定する言葉を使わないというところが特徴だと思います。飼い主の態度(demeanor)は、犬はコピーするものだとおもいますが、「リラックス」を教えるときにフセが多かったらフセのことだと思わないのか、興奮のレベル(demeanor)の概念を教えることができるのかという疑問はありました。

ゲストに挨拶する時は「オスワリ」という行動ではなく、この状況では落ち着くというルールを教える。状況にあった興奮のレベルのルールを飼い主が決めても、犬にとっても公平なのではないかとの考えのようです。

エクササイズも、記憶を鍛える、行動抑制、身体能力を高めるものなどターゲットを絞ったものが提案されているのがよかったです。

Do As I Do」のような模倣をつかった方法も取り入れられていました。

距離があるトレーニングだとEカラーに頼る方法しか残されていないとおもっていましたが、模倣学習で何とかなるかもというヒントも得たのでジェイクで試してみたいと思います。

私がジェイクと一緒におっさんから離れて、おっさんがだす指示に従っているところをみせて、言葉の意味は教えられそうです。従うかどうかは別問題だけど、もともと社会性の高いジェイクならと期待しています。

でも、おっさんに話したら、「今日はやりたくない」だって・・・。やっぱり飼い主の社会性の問題ですね。

陽性強化の次になるものを探していて、ルーガス系がヒッピーすぎるという人には、よいオプションなんじゃないかなぁと思います。

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本:Mental Activation

BATの考案者のグリシャ・スチュワートがアンデシュ・ハルグレン氏にインタビューをしているのみて彼の本に興味を持ちました。

ハルグレン氏は、70年代にすでにポシティブ・トレーニングを唱えスウェーデン式の犬のトレーニングの父と呼んでもよいぐらいの存在です。

彼は、犬をより理解するために心理学も学び、真の意味で犬の心理学者とも呼ばれています。

グリシャが「Stress, Fear and Aggression in Dogs」もおすすめしていたので興味がありましたが、今回は「Mental Activation」にしてみました。

最近は、ココと新しいことをするのにもネタがつきてきたので、メンタルな刺激を与えるアクティビティのヒントがほしくって、主にココ用に買いました。

今のポシティブ・トレーナーの多くが彼の影響を受けていると感じる内容でした。なので、ちょっと古い印象も受けたんですが、今までバラバラにやっていたことを4つのカテゴリーにスウェーデン式に整理整頓してくれたという感じで、参照する本としてはよいとおもいました。

カテゴリーごとの例、それをより難しくするにはというリストが本の半分以上を占めていましたが、ほとんど、やらないだろうなぁというものが多かったです。

どれも例なので、後は、飼い主の想像力しだいのようです。難しすぎて出来ないと決め付けて考えさせていないこともあったので、自分で問題解決する機会を奪っていたかもしれません。

そういえば、ココってこんなことも出来ていたのに。

ボールをパイプから出す遊び。ココが自分でみつけた遊びです。

オオカミとの比較が多かったことがちょっと気になりましたが、オオカミ関係の人、スウェーデンの著者に多いので、スウェーデン的なのかもしれません。

「学ぶ」こととすでに学んだことを行う「パフォーマンス」とは異なるという点にもハッとさせられました。刺激がないって、慣れた職場でありがちですよね。トリックドックのタイトル続けて新しいトリックにも挑戦したいと思います。

あと、「ノーズワーク」も独自のカテゴリーになっていました。鼻を使う遊びも、ノーズゲーム程度で簡単なところでとまっていたので、もう少しレベルアップしていきたいと思います。

今のマンネリな状態にはよい刺激になった本でした。

アンデシュ・ハルグレン氏の本、日本語訳がないのが残念です。英語訳のキンドル版もない・・・

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