ダンバー博士の秘蔵ビデオか

最近よくみているトレーナーのビデオにダンバー博士とのインタビューがありました。ダンバー博士は商業的なビデオが多いけど、ホームビデオでくつろいだ感じのインタビューで興味深いこと沢山話していました。

ダンバー博士のやり方にも賛否両論あるかとおもいますが、学者という立場で人道的な犬のトレーニング法をおしすすめたという功績はリスペクトされてもいいじゃないかなぁと思います。

パート1の半分ぐらい訳してみたので、興味のある方はどうぞ。

J: この30年間、犬のトレーニングは進化してきましたが、それでも程度が軽くなったものの嫌悪なトレーニング法がなくならないことについてどう思われますか?

I: 食べ物、おもちゃなどを使ったポシティブなトレーニング法をすでに使っていれば、効果的でもない、犬にとっても飼い主にとっても楽しいわけでもない方法をどうしていまだに使っているんだろうと理解に苦しむかもしれません。

いまだにそのような方法を使う人がいる理由は、犬にやさしい、ポシティブなトレーニング法を使用している人たちが仕事を完了していないという点にあるのではと思います。70年代から90年代にかけて、犬のトレーニングが飛躍的に改善されたのを見てきました。そして、90年後半に、ピークを迎え、その後、また後進したように思います。食べ物に頼りすぎ、減らすことをせず、報酬としての食べ物が、誘導するのにつかわれて、今では賄賂になってしまいました。トレーナーの多くが、犬の問題行動を直接どう対応すればよいかという点に触れていません。飼い主の中にはそれにイライラし、他に助けを求め、ガーン、ガーン、ガーンとやっただけでトレーニングを終えるところにいくかもしれません。でも、犬が動かないのはリードに繋がれているからで、動いたらガーンとされしまうからです。これはトレーニングではなく、リードにつながれている時は、大人しくしてないと痛い目にあうこと(マナー)を教えただけです。そして、オフリードでのトレーニングをより困難なものにします。

90年代の話に戻りますが、あの時は、本当に犬のトレーニング法の改革の成遂寸前まで行っていたと思います。[ちなみにシーザーの番組が始まったのが2004年です。そのころ彼のような存在へのデマンドが高まったってことなんでしょうね。]

私は、説明のない罰は時間の無駄で、虐待に近いものがあると信じています。効果的でないと証明できます。

J: 説明のない罰ってどのようなものですか?

I: 例えば、ノー(ちょっと強い口調になります)って言うことです。(マグに触るようにいい、触る寸前に、「ノー!」と言って触らせないようにします。)適度な強度とタイミングだったので、行動をとめることが出来ました。でも、このような精密なテクニックを通常飼い主がもっているものではありません。別の方法で、「インタビューの間は、マグに触らないようにしていただけますか」とあらかじめ伝えておくほうが10倍賢い方法だと思います。なぜかというと、ノーと叫んでマグに触るのをとめたとしても、もうすでに行動を起こさせてしまっています。叫んだ私も嫌なヤツになってしまいました。でも、事前に説明しておけば、行動が防止できますし、もし、うっかりマグに手を伸ばしたとしても、「触らないでいただけますか」と落ち着いた口調で止める事ができます。犬でも、馬でも、子供でも、何かよいことをしたときに、賞(ほめ言葉など)をあたえることは、とてもシンプルで、美しいことだと思います。

J: はじめにマグに触らないように説明してもらうのでもいいし、それでも、ソワソワするようだったら、手を組むように伝えることも出来ますよね。

I: その通りです。手を組む代わりに、ビールでもどうぞといって、手に何かを持たせることもいいですね。これは、犬が望まないものをかんでいる時に、「噛むおもちゃ」というだけでよいのと同じです。それには、正す時の言葉を理解するための事前のトレーニングが必要であるということです。私が言う「正す」に、体罰などは含まれていません。

本当に体罰はうまくいかないんです(3回言います)。私は学者として、コマンドとコレクションの関係を測定するテストをしたことがあります。例えば、「ツケ」と言って、ツケになるまで何回コレクションしたかを測定しました。コレクションが科学で言うところの罰として機能しているなら、望まない行動が起こる頻度が下がるはずです。それをはかるためにテストしました。そして、「ツケ」と言うたびに2.7回、リードでガーンとコレクションするという結果が出ました。そして、「ツケ」という言葉が、2次罰子になっていることがわかりました。

J: 2次罰子って何ですか?

I: 2次罰子は罰を予測するものです。例えば、アルコール中毒の親に「後ろ向け」と言われたら、暴力が始まること予測できる。ここでは、「後ろ向け」が2次罰子です。2週間後同じテストをしても、コレクションは続いていて、犬は何も学習していないことがわかります。ノーと言ったり、リードでのコレクションは、飼い主が、一貫性と絶妙なタイミングをもっていなければ、きかないことがわかっています。普段の生活で、一貫性はどうしてもなくなってしまうのです。そして、飼い主がいないときにおしっこすればいいんだと学習するかもしれません。[生徒を使ったリサーチでも先生がダメといったものは、先生がいない時に率先してするようになるというものがあります] そうなると、問題を解決するのがより難しくなります。飼い主が仕事に行くのをまって、おしっこしたり、吠えたり、家具を噛んだり始めるかもしれません。

私は、常に説明をすることが大切だと考えてきました。説明もなく、ショックを与えられたり、リードでガンガンされて何かを学ぶのはとても難しい方法だと思います。例えば、私があなたのことを周期的に突っついたとしましょう。どうして、突っついているんだろうとおもうでしょう。理由はあなたが青のシャツを着ていたからです。こんな理由想像できましたか?

J: 出来ませんよ。

この後、犬が人にジャンプした時に、後ろ向いたりするのも効果的でないと言っていたり、興味深い話が続きます。(私は知らない犬には後ろ向きます。別にしつけしているわけでもないので。)

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「ダンバー博士の秘蔵ビデオか」への2件のフィードバック

  1. ありがとうございます。
    訳してもらわないと、私の英語力ではわかりませんでした。

    めっちゃ感謝です。
    とても興味深い内容ですね。

    シーザーミランの「シューッ」だったけ?あの言葉は、2次罰子ですよね。
    番組を見て、犬たちの怯えように、よっぼどヒドイ罰を最初に与えたんだなーと想像できましたもん。

    あっ、私も飛びついてくる犬には、後ろを向いてよけていました。

    で、よけて「オスワリ」を指示したり・・・・。

    続きも気になります。

    1. 博士もリラックスした雰囲気で話していて、面白かったです。
      オフィシャルのビデオでは話さないようなことも話していたと思います。

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